子ども4人の食事を毎日作っている。朝食は自分、週末は3食。限られた体力で、大量の食事を効率よく作るには、調理器具の力を借りるしかない。
我が家で実際に活躍している調理器具と、買って失敗したものを正直に紹介する。
活躍度No.1|象印「あじまる」|これ一台で何でもできる
一番活躍しているのは、象印のホットプレート「あじまる」だ。
焼肉、鍋、もんじゃ焼き、パスタ、ラーメン。何でもできる。しかも大量に。6人家族の食事を一台でまかなえる。
最大のメリットは「ホットプレートだから冷めない」こと。大家族あるあるだが、最初に作った料理が、全員が食べ始める頃には冷めている。あじまるなら、食べながら温め続けられる。
鍋パーティーが楽すぎる。食材を切ってテーブルに出すだけ。あとは各自で好きなものを鍋に入れて食べる。料理する側の負担がほぼゼロ。慢性疲労がある自分にとって、「テーブルで完結する料理」は救世主だ。
週末の焼肉は「あじまる」一台で完結する。肉を焼きながら、野菜も焼き、焼きそばも最後にシメで作る。外で焼肉を食べに行くと6人で1万円以上かかるが、家でやれば3,000円以内。月2回やっても、外食1回分の費用だ。家計管理の面でも、あじまるの貢献は大きい。
もんじゃ焼きも子どもたちに人気。「今日もんじゃにしよう」と言うと歓声が上がる。材料はキャベツと切り餅と天かすとソース。安い。大量に作れる。子どもが喜ぶ。コスパ最強のメニューだ。
活躍度No.2|電気圧力鍋|妻の味方
電気圧力鍋は主に妻が使っている。
豚の角煮、手羽元のポン酢炊き、カレー、シチュー。材料を入れてボタンを押すだけ。あとは放置。火を使わないから安全。子どもがキッチンにいても安心だ。
特に豚の角煮は子どもたちの大好物。通常なら2〜3時間煮込む料理が、電気圧力鍋なら30分で完成する。しかもトロトロ。手間と時間を電気圧力鍋が吸収してくれる。
手羽元のポン酢炊きは、我が家のコスパ最強メニューだ。手羽元は安い。ポン酢で炊くだけ。骨からホロッと肉が外れるほど柔らかくなる。子どもたちが骨を持ってかぶりつく。見た目は豪快だが、調理は電気圧力鍋任せだ。
電気圧力鍋の一番のメリットは「火を使わない」こと。ガスコンロの前に立って見張る必要がない。セットしたら別のことができる。その間に洗い物をしたり、子どもの宿題を見たり。時間の使い方が変わった。
平日の夕食は妻が担当。妻の負担を減らすために、常備菜を週末に仕込んでおくこともあるが、電気圧力鍋があれば「仕込み不要で本格料理」が可能だ。
活躍度No.3|電子レンジ|座ったまま調理の相棒
レンジ料理は、体調が悪い日の命綱だ。
耐熱容器に食材と調味料を入れて、レンジに入れるだけ。火を使わない。立ちっぱなしにならない。座ったまま野菜を切って容器に入れ、レンジのボタンを押す。これで一品完成する。
レンジでできるメニューは意外と多い。最近のレシピ本やYouTubeには「レンジだけレシピ」が溢れている。これをChatGPTに「レンジだけで作れる4人分のメニュー」と聞くと、冷蔵庫の中身に合わせて提案してくれる。AIとレンジの組み合わせは、体力がない人の最強コンビだ。
レンジ料理の注意点は加熱ムラ。途中で一度混ぜるか、ラップの隙間を開けて蒸気を逃がすのがコツ。最初は失敗もしたが、回数を重ねると感覚がつかめてくる。蒸し鶏、温野菜、リゾット風、茶碗蒸し。ネットで「レンジ レシピ」と検索すれば無限に出てくる。フライパンを使わない分、洗い物も減る。
番外編|ワンパン料理の増加
最近増えたのが、フライパン一つで完結する「ワンパン料理」だ。
パスタもフライパンで茹でて、そのままソースと絡める。焼きそばもフライパン一つ。チャーハンもフライパン一つ。洗い物がフライパン1個とお皿だけ。
最近のヒットは、フライパンパスタだ。パスタを折って水と一緒にフライパンに入れ、蓋をして茹でる。茹で上がったらそのままソースと具を入れて絡める。鍋でお湯を沸かす→ザルで湯切り→フライパンで炒める、という3ステップが1ステップに短縮される。洗い物もフライパン1個だけ。
ワンパン料理のいいところは、「見た目は手抜きだが味は本格的」なところ。パスタをフライパンで作ると言うと手抜きに聞こえるが、実際に食べると普通に美味しい。子どもたちは作り方なんて気にしない。美味しければOK。
ワンパンパスタは糖尿病の食事管理にも向いている。パスタの量を調整しやすい。野菜を大量に入れて、パスタ少なめ、野菜多め。フライパン一つで完結するから、「今日のご飯」をChatGPTに報告する時も「パスタ100g、キャベツ、しめじ、ベーコン、オリーブオイル」とシンプルに伝えられる。
買って失敗したもの|ホームベーカリー
正直に失敗も書く。ホームベーカリーだ。
焼きたてのパンは美味しかった。子どもたちも喜んだ。でも、時間がかかる。材料を計量して、セットして、焼き上がるまで数時間。朝食に間に合わせるには、前夜にセットしないといけない。
数回使って、今は奥にしまっている。結論として、食パンは安いもので買った方が単純にお得。1斤100円の食パンと、材料費を計算したホームベーカリーのパン。コストはほぼ同じか、市販の方が安い。
手間と時間を考えると、ホームベーカリーは「趣味」の領域だ。休日にのんびりパンを焼く余裕があるなら楽しいと思う。でも慢性疲労で体力に限りがある自分には、その余裕がなかった。
失敗から学んだのは「便利そう=自分に合う」ではないということ。SNSで「ホームベーカリー最高!」という投稿を見て買ったが、投稿者と自分の状況は違う。大家族×慢性疲労という条件を忘れて、一般的な「おすすめ」に飛びついてしまった。以来、調理器具は「自分の条件で本当に使えるか」を厳しく判断するようにしている。大家族の毎日の食事を回すツールとしては、コスパが合わなかった。
調理器具選びのポイント|大家族×慢性疲労の視点
大家族で、かつ慢性疲労がある自分が調理器具を選ぶ基準は3つ。
- 大量に作れること(6人分は最低条件)
- 手間が少ないこと(ボタン一つ、放置できる)
- 洗い物が少ないこと(パーツが少ない、食洗機対応)
この3つを満たす器具だけが、我が家のキッチンに残っている。見た目がおしゃれでも、手入れが面倒なものは使わなくなる。実用性が全て。
もう一つ意識しているのは「家族全員が使えること」。自分が体調悪い日は妻が料理を担当する。妻が使いこなせない調理器具は意味がない。あじまるも電気圧力鍋も、操作がシンプルだから家族の誰でも使える。高機能すぎる調理器具は、結局使いこなせずに棚の奥に行く。ホームベーカリーがまさにそうだった。
調理器具は「毎日使うかどうか」で価値が決まる。年に数回しか使わないものは、場所を取るだけだ。我が家のキッチンは建売住宅で広くない。限られたスペースに置ける器具だけを厳選する。使わないものは潔く手放す。この判断ができるようになったのも、FP的な思考のおかげかもしれない。コストとリターンで判断する癖がついている。
これから調理器具を買おうとしている大家族の方へ。まずは「あじまる」のようなホットプレートを検討してほしい。テーブルの上で調理が完結する便利さは、一度体験すると戻れない。次に電気圧力鍋。「材料入れてボタン押すだけ」の楽さは、忙しい家庭の救世主になる。
高い調理器具を買う必要はない。「毎日使えるか」「洗いやすいか」「家族の誰でも使えるか」。この3つをクリアすれば、価格に関係なく良い買い物になる。安くても毎日使う器具は最高の投資。高くても使わない器具は最悪の浪費。
最後に一つ。調理器具は「自分で使ってみないとわからない」。レビューを読んでも、SNSの投稿を見ても、自分のキッチン、自分の家族、自分の体力で使ってみないと本当の評価はできない。だからこの記事も「我が家の場合」として書いている。参考にはしてほしいが、鵜呑みにはしないでほしい。あなたの家族に合う器具は、あなたが使って初めてわかる。お金の見える化をしていると、こういう判断が自然にできるようになる。
調理器具は投資だ。いいものを一つ買えば、毎日の料理が楽になる。家計の見える化をしている身としては、「初期費用は高いが、毎日使うなら1日あたり数円」と計算して判断している。
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この記事は個人の調理器具に関する記録です。

